« 自治基本条例第9回検討委員会 | トップページ | 森のなかま・枝打ち »

シンポジウム「地方分権と政策法務」

1月8日

関東大学小田原キャンパスで行われた「地方分権と政策法務」シンポジウムに参加してきた。

基調講演 「地方分権の今後の展望」 益田寛也

鼎談  「神奈川発 地域主権」
    加藤憲一 小田原市長
    小林常良 厚木市長
    出石 稔  関東学院法学部
パネルトーク
    「新政権誕生〜第二次分権改革・政策法務のゆくえ」
    北村 喜宣 山口 道昭  磯崎初仁 出石稔  司会 野本優子

内容を要約して記事にする力もないので、ふと気付かされて事をいくつか記しておきたい。

増田氏の基調講演では、地方議会の質の向上をウェイトを置いていた。行政権の分権化だけでなく、立法権の分権化を進め、地方議会が質の高い政治の場になりうるかが要となるとの論だった。現状を考えれば、一番難しい課題で、一番時間がかかりそうだ。

分権は手段に過ぎず、多様な社会実験と政策競争が要となる。そのため良い事ばかりでなく、分権が時にはマイナスに働く事もある事を踏まえて、長い目で分権を進めなくてはならないとの論は高い視点にたっていると思う。

市長お二人の鼎談は、政策のPRから、自治基本条例制定作業の紹介などから首長の個性と言うものを感じ取れた。加藤市長は、分権というより、「地域主義」に主軸を感じさせるものだった。

パネルトークでは、開成町の露木町長も客席から加わって、様々な分権と地域主義について、現在の動向が把握できるものだった。

気になった論点と言えば、「条例制定権と上書き権」などの用語だ。自治基本条例ひとつ、とっても大きな視点では、きわめて微妙な立ち位置にある「社会的実験」であるようだ。

自治基本条例などの試みを、知識哲学、情報論などの視点で、相対的にとらえて、立ち位置にあった、丁度良いもの作っておかないと、歴史の中で無意味な遺産になりかねない。より高い知識社会への橋は渡しをする一里塚程度に考えた方がよいのだろうか。

聞き取り能力ない私のような者にも、地方分権の大きな動向を、つかませてくれる催しだった。


    

|

« 自治基本条例第9回検討委員会 | トップページ | 森のなかま・枝打ち »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1294301/32912923

この記事へのトラックバック一覧です: シンポジウム「地方分権と政策法務」:

« 自治基本条例第9回検討委員会 | トップページ | 森のなかま・枝打ち »