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山本理顕氏と加藤市長との対話

2月18日

山本理顕氏と加藤市長との公開対話がおこなわれたので傍聴した。マスコミも含めて、大会議室いっぱいの人が聞きにきていた。感心の強さに驚く。

だか、対話は、どうも表面的な経過の行き違いなどの双方の説明に終始して、本質的な所を建設的に議論するには至っていない。

コンペと言う形の信頼関係の大切さ、ものづくりをする人に対する礼儀・・・など、確かに山本理顕氏の言われるように情報交換の仕方に問題があった事は確かだ。

山本理顕氏対市長・・のような構図になってしまったが、問題をこじらせた責任者は、どこか別の所にいて、ふたりとも気の毒な立場に思えてならない。

山本理顕氏は、「せっかく大金をかけておこなった基礎設計なので、その思想の部分も含めて、それを活かす形で進めてはどうか。パーツとして参考にするのではなく、全体的な広場の思想の部分を汲み取って欲しい・・・」とのお話だった。

この部分が、根本的に、ずれている所だ。ホールづくり、まちづくりの思想的な部分は、市民が主体で作り上げるものだ。建築家の仕事ではない。建築家、ものづくり者は、職人として誇りをもつて仕事をすべきだ。市民の描いた思想、夢、絵柄を構造設計や工学のプロとしての仕事で現実化するのが建築家の職分だと思う。

今までの時代は、「市民」に思想など描く能力がなく、建築家の先生に思想までも描いてもらつていた。そんな過去の現実もあった。でも、時代は進んで、市民の力は高くなっている。もう思想の部分、は自ら作り上げる力をもっている。

建築家の社会における地位も見直される時代が、近くにきている。広場も、物理的な広場でなく、市民の組織力や、合意形成能力の事と捉えれば、ひとつの建築物に特定して現実化されるようなものではない事は明白だ。

市長も、少し反論の言葉が不足している。そのような高い思想のレベル、時代の転換点を意識して、市民にも分かりやすく示して欲しかった。

まちづくり、建物づくりの思想の部分を、全市の合意が形成されるような形で市民で作っていなかいといけない。高いレベルの話し合いにもっていくにはどうしたら良いのだろう。


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