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2011年2月

2月17日 小田原城跡整備委員会 植栽部第2回会議

2月17日 小田原城跡整備委員会 植栽部第2回会議が行われ部会員として出席しました。

到着すると分厚い資料が積み重ねられて、必死にマーカーでチェック。毎木調査をされたようで、400本以上の木の一本一本の直径や樹種などを精密なデーターがそろっていました。さぞかし大変だった事と思います。

パブリックコメントも沢山寄せられ、この種のものにしては数が少ないのが普通な所、関心の高さを示すものです。幅広く貴重な意見があり、じっくり読ませてもらいます。

本日主要テーマは、北東土塁上のクスノキの扱いでした。現場に行って番号のふられた木を一本一本吟味しました。枝ぶりや、根の様子、周りの木との関係など詳しくみて回りました。立派に育っている木もあれば、スタンドを除去したら、どうなるか心配なクスノキまで、色々です。

一本一本の判断も大切ですが、周囲との関係で処置を考えないといけない事は、みなさん一致した意見のようです。枝を切った木には十分に光を与えてあげないと、その後の芽吹きが悪くなります。思い切った処置で一斉に光をとれるようにしないと、全部をだめにしてしまいます。ここらが難しい所です。

 もうひとつ課題はスタンドに寄りかかったマツの扱いです。横に広がり、姿は良いのですが、洞があり、支えをとれば、倒れる危険性大です。自分の意見は、「故事来歴のある木以外は、造作物で支えをしまでして樹木を守る必要はない。」です。「自然」が好きな自分としては、森でも公園でも、樹木以外のものがあるのは美しくないと感じるからです。

 良い木なので、残したい気持ちもありますが、次世代の事も、費用や今後の手入れの事も考えないといけないかもしれません。木を一本残すと言うことは、それが枯れるまで、次の世代の木を育てるための年月を奪う事になります。遺跡の発掘状況などみて、全体の設計の中で、次世代の木を育てる方が、好ましいかもしれません。支柱にかける費用で、かなり大きな樹木も新たに植え直す事もできます。そのプランを明示して、多くの皆さんに選んでもらえれば良いのですが。

部屋に戻り、会議再開しました。いろいろ話題もありましたが、思い切った処置をしないといけないとの考えと、少しずつ様子を見てとの考えの、ふたつがの考えが割り切れないまま残ったようです。

委員の中で、多分自分が一番「切ってしまえ・・派」になるかもしれません。いつもは森林で、チェーンソーを振り回して、大木を伐採している立場としては、「樹は伐ってもすぐ生えてくる」という感覚が強いです。もちろん公園の樹木は違いますが、基本的に木は適切に切らないとすべてを駄目にしてしまうと言うのが、基礎にあります。「木を伐って森を守る」のが大切です

伐る場合に重要なのは、「密度」です。人工林の場合は、樹齢とごとに決まる「密度」が理論的に定まっていて、それさえ守れば、健全な育成をしていきます。コンパスを使って、測量をして、数を数えて、径を測って、伐る木、残す木を「選木」していきます。樹木の生長は、光で決まりますので、一定の面積に健全に育つ樹木の体積は決まっています。

人工林の手法をそのまま、公園樹木に応用する事はできませんが、光合成による蓄積量か一定なのは、同じ原理です。そのあたりを計算して、残すべき木の量を割り出せれば良いのですが。狭い範囲では理論的な計算は難しいかもしれませんが、感覚として、半分以上は減らさないと今後の健全な生育は望めないかもしれません。

「木は伐ったら伸びる」という感覚は、普通の人では持ちにくいかもしれません。会議で提案もしましたが、木のスケッチをして、「ここの枝を切ったら、この力枝が伸びて、何年後にはこんな形になる・・・はず」と言う所を多くの方に示す事が出来ればよいですが。樹木育成の勉強会みたいになりますが・・それにしても、結果が出るのは何年も後の事です。

委員長が「包括的な方針とか計画を定めていく必要がある」と仰られていましたが、その通りで、一本一本、その度に、委員会で決めるようでは、現場も困ると思います。委員会が「指針」なり明治神宮の森のように森林計画を定めて、あとは現場に委ねるのが良いのではないでしょうか。

理想はこんな管理の仕方です。100年を考えた植栽計画がつくられて、管理の指針がつくられている。代々、それが引き継がれていく。「城址公園は俺が守る・・」みたいな気概のある、園丁なり、ガードナーがいて、市民からも信頼されている。優秀な職人や、こまめな手入れを手伝う市民グループが、自分たちの公園との意識で園丁を手伝う・・・

そんな未来像を描いておくのも大切です。よその国や、日本国内でも、そんな事は普通の事なのですが。


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2月9日 おだわらエコカープロジェクト勉強会

おだわらエコカープロジェクトの勉強会に少しおじゃまして、「小田原の自然エネルギー利用活用の可能性」について、東京発電株式会社水力事業部の 稲垣森人 さんの講演を伺った。

小規模の水力発電、特に「水道発電」「下水発電」など、小さなエネルギー源を拾っている事例など、紹介してもらった。

水路や、小河川など、利用しようとすると、無数の法律の制約を縫って行かなくてはならない日本の事情があるとの事。日本は狭い国で、水をめぐっては深い歴史のある国柄である。小さな水車ひとつ回すためにも、沢山の書類をつくらないといけないようだ。

水力発電と言うと、大抵は「回転力」に水の力を変換してから発電する。そのために能率的な発電には落差が必要になる。なんかもっとローテクな水のエネルギー利用はないのだろうか。

巨大な「ししおどし」みたいなのとか、くねると発電しちゃうメカニズムをもった電線みたいなものを
流れにぶち込んでおくとか、なんか奇抜なのはないかと思うのだが。

ゆっくり流れる川でも、その拡散エネルギーを効率的に集める方法は何かないか・・まあ、そんなの考えられたら、とっくにできでいるかな・・・・なんか面白い方法はないか・・・・

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2月7日 団体集約冊子の編集作業

2月7日 団体集約冊子の編集

このところ、月曜日午後はずっと「編集会議」です。無尽蔵プロジェクト環境シティでは、市内の環境団体情報を集約すべく、「ハンドブック」を作る事になり、編集担当になっています。

各団体から、原稿と写真をもらって、70ページほどの冊子をつくるわけなんだけど、これがまた面倒この上ない。原稿も写真も頼んでも、なかなかくれないので催促する。みんな原稿書くのは、大変なのでなかなか集まらない。

地道な作業が今月いっぱい続きそうです。

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2月6日 和留沢の荒れ地のお手伝い

2月6日 久野和留沢の荒れ地の開墾なのだか「整備」のお手伝いに行ってきました。

環境再生プロジェクトで、モデル事業として進んでいるプロジェクトです。久野和留沢は、昔はもっと多くの家があったのだけど、今は過疎化して、放棄されている農地などが多いのです。

地権者から小田原市に寄付された土地を、地元の人が中心になって何か利用を考えるとの事。とりあえず、のび放題の草やら木やらを刈り取って見晴らしを良くする作業です。

地元の方や、市役所の人が大人数が出て、枝の粉砕やら、雑木の伐採やら。「ふもと応援隊」として、3人ばかしで手伝いに行ってきました。

人数が多かったのて、さぼりながらのんびり仕事させて頂きました。

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2月5日 グランドワーク三島のワークショップ

2月5日 グランドワーク三島のワークショップ

午前中は森のなかまの材出し、間伐

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2月4日 ひとりで間伐をすると・・

2月4日 久野馬の背で、森のなかまの作業の林分を間伐しました。

本日は間伐作業をひとりでやってみました。梯子をかけてロープをかけて、ひっぱりだこで牽引して、チェーンソーで伐って、倒すまでを一人でやりました。

2時間で5本。能率が良いのやら、良くないのやら。引く方向とか、てきぱきと考えられれば、もう少し能率は良いはずなんだけど。複数の人数でやるよりは、人口あたりの仕事は速い気もします。相談したり説明したりする時間がないたけ、能率的なのかも知れません。

山の仕事って、案外と一人仕事な部分もあります。

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2月3日 ミズキの切り出しをしました

2月3日 ミズキの切り出し

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1月30日 漆の木の植え付け手伝い

1月30日 漆の木から開く未来 の方達の漆の植え付けのお手伝いをしました。

先の漆サミットの時に名刺交換をした、小田原のHさん達が、真鶴で漆の木を植えるとの事で、見学やらお手伝いやら行ってきました。次の予定があって少しだけのお手伝いでしたが、みんな若くてやる気まんまんのグループでした。小田原でも漆を植えているとの事。頑張ってもらいたいです。

自分で伐った木を自分でろくろでひいて、漆も塗って・・全ラインを自分でやる事まではたどり着きましたが、後は漆も地元産にすれば、計画完遂。自分も漆を採ってみたいと思っています。


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1月29日 植栽の説明会

1月29日 植栽の説明会が開かれ、委員のひとりとして意見を伺いました。正式には小田原城跡御用米曲輪整備計画市民説明会・・・だったと思いますが、歴史がからむと漢字が並ぶ・・・

市民説明会に先立ち、委員に対する説明会と意見交換も開かれました。事務局より精細な計画や図面が示され、丁寧に計画をされています。何度か現場に見学にいきましたが、いつも測量機を覗きながら、綿密な資料を作られて、さぞ大変な事と思います。

見学会には、40名ほどの市民がいらして、顔見知りの方も少なくありませんでした。関心の深さを感じますが、別の委員会にも所属して、数人しか傍聴者がいない委員会からすると、注目されていて良いなあ・・・と。 もっと平常的な事を扱う委員会にも、みなさんが関心を寄せてもらえれば・・・

全部切る・・との御意見から、一本も伐るな・・・の御意見まで、さまざまでしたが、説明を重ねれば、だんだんと良い方向性が出てくるとおもっています。

木の事に想いが集中しているようですが、街にとって大切な一歩を踏み出している事に気付かないといけません。

今までアスファルトの駐車場だった所が、取り除かれて土が見えるようになる。樹木の根を塞いでいた太コンクリートが取り払われる。街中が過疎化して、アスファルトの駐車場ばかり広がっていく。駅の側にこんな広い植物平面が出来るだけで自然再生にとっては大進歩。この事実を大切にして、そこの植生が多様性に富むものにして行きたいものです。

良く言うんだけど、こういう説明会に呼ぶべき市民は、人間だけでなく、鳥の代表とか、虫の代表とか、土の生物代表とか、そういう「生き物市民・・・」も呼ばなきゃ・・・

「命を大切にする小田原・・・」とか言うけど、命にはミミズやトビムシなんかも含まれているんでしょうかね。

まあ、だんだんと良い方向に進むものと信じています。


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1月26日 小田原ペンクラブの新年会

1月26日 小田原ペンクラブの賀詞交換会に参加しました。お城通りの「音羽」がいつもの会場です。

小田原ペンクラブは、そうそうたる長老がそろう歴史の長いクラブですが、私など新参者は、一番歳は下のようです。まだ参加して間もないので、どのうような先生達がいらっしゃるのかも分からないのですが、ちょっとした会話も、自分などにとっては「歴史」の範疇の話題になります。

森のお仕事が多くて、そちら関係とおもわれがちですが、小生、文学志望の若輩と言う事で、こちら方面でもちゃんと活動しないといけないかなと思う一日でした。

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1月23日 報徳ゼミ「中国を知ろう会」

1月23日 報徳博物館の 報徳ゼミを聴講してきましした。

この日は、中国を知ろう会「精華大学閑談」として精華大学外語系日語教室副教授の 馮 海鷹 先生のお話を伺いました。

精華大学は、理工系中心の大学としては、中国のナンバーワン大学。学生達の日々の勉学の様子など、子細に話してくださり、今の中国のパワーと、さまざまな歪みも手に取るように分かりました。

今の反日感情などについても質問がでましたが、どちらかというと政策的につくられた部分が大きいとの事。日本と中国という巨大な文化交流の歴史的な流れの中では、ちょっとした「夫婦喧嘩」程度のものとのお話。

経済や政治などの表面的な動きの底にある、文化の骨太な枠組みを、いつも見つめていないといけないようです。

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1月20日 世附の崩落箇所を見てきました

1月20日 山北の世附の崩落箇所を見てきました。昨年の大雨で、酒匂川源流の丹沢湖より上流の世附付近では大規模な崩落があり、未だそのままです。

取材というか、研究というか、野次馬根性というか、自然の力がどどーんと現れた所をみるのは大好きなのです。

建物がひとつ半分になっていたり、道路が完全に消えていたり、木がたくさん転がっていたり。こんな姿をみると、「森が荒れている・・・」とか言う議論になるのが流行のようですが、今回のちょっと違うようです。

表層の崩落ではなく、基盤の岩の崩落で、表面の植生がどうのこうのと言うレベルの崩落ではなさそうです。

大変だ〜・・・と思う一方、「まあ大自然だから・・」という尊敬にも似た気持ちになるのは、小さい時から山崩れを見てきたからでしょうか。

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1月14日 漆サミット

1月14日 漆サミット に参加

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1月8日 野鳥の会 酒匂川清掃 観察会

1月8日 野鳥の会 西湘支部主催の 酒匂川清掃と観察会に参加

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1月6日 蜜柑狩り

1月6日 久野某所で蜜柑狩りをした。

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守るべきものは、樹ではなくて、土。

風形計画

 もりのもりやさんのもりもりエッセイ 
 少し極論な、環境発想転換エッセイ

 本日のテーマ 「守るべきものは、樹ではなくて、土」

 環境を守る、緑を育てる・・と言うと、樹木を大切にとか、木を伐るなとか、緑を増やそうとか、そんな話になる。それは確かなのだが、もっと大切なものがある。木より土の方が大切なのだ。

森と言うと、目に入りやすい木の花や葉ばかり思い浮かべる。極論すれば、森は木ではなく「土壌」である。木を伐っても土壌が残れば森は容易に再生できる。林業地で皆伐といって全部木を伐ってしまう時がある。ちょっと見た目には、なんだかとても自然破壊のようにも見えるが、数年していけば、すっかり低木が茂り始めている。

地上を伐っても、根が残り、土の有機物が残り、シードバンク ( 土に蓄えられた種子 ) があれば、やがて沢山の芽が出て、競争しつつ森が再生されていく。

 土壌を失った山は、悲惨な事になる。足尾銅山の跡地は、土壌が失われてしまった。懸命の努力をしているが。いまだに森は再生していない。

 土と木とどちからか大切か・・・髪の毛と、頭皮とどちからが大切か・・髪の毛は切っても、生えてくるが、頭皮を削ったら・・・怖い事になる。

自ら栄養を生み出している木と、そうでない髪の毛を例するのは好ましくはないが、その位に土は大切なものなのだ。

 森を守る事は、土を守る事だ。森を育てる事は、森林土壌を育てる事だ。大切なものは土の中にある。無数の土壌動物や、菌類などが土の中で生きて、そして図り知れない貴重な有機物を生産して、蓄えている。二酸化炭素が蓄えられているのは土壌の部分の比率が大きい。

森の断面図を描いて、上下を反対にして見るとよく分かるが、地下にもうひとつの森があるのが分かる。地上が鳥やほ乳類の世界だとすれば、地下はミミズやダニ類、菌類・・・などの世界だ。地下の生き物の豊かさが、地上の生き物の豊かさを支えている。いや、支え合っている。

 土壌が豊かな森にいくと、なんとも和む。厚く木の葉がつもり、しっとりとした土が軟らかい。なんとも良い香りがする。そんな土に育つ樹はしつかりとしていてみずみずしい。土を感じる・・・、そんな感覚が持てる人は、本当の自然の価値が分かっている人だ。

 公園や街路樹の木も、それなりに立派なものがある。でも、どこか森の緑から感じられる潤いがない。土壌から感じられる生命力が、裸にされてしまっているからだ。

都会を少しでも、安易な「緑化」ではなくて、実直に土を育てて欲しい。都会に緑を・・から意識を進化させて、都会に森を、都会に土を育ていく。そんな発想転換が必要だ。


☆ 風形計画 (ふうけいけいかく) 

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