« 3月13日環境ネットワークまつりは中止 | トップページ | 5月11日 小田原城 植栽専門部会 »

小田原市自治基本条例の修正案

小田原市市議会予算特別委員会の議決で、ふたつの修正案のひとつとして自治基本条例に対する習性案が出された。

「施行日を平成23年4年1日から平成24年1月1日に改める。」

 条例の本文はそのままで、施行時期を9ヶ月だけ遅らせるとの修正案である。理由としては

「小田原市自治基本条例の施行日を9ヶ月先送りし、市民への周知期間を十分に設けるため」

とのことだ。

良く分からない。もう議決した条例を施行日だけを先送りして、その間に市民は何ができるのだろう。反対することも、賛成することも、対案を考える事もできないまま、「周知」されるのをまつだけなのだろうか。

はっきり、否決するなり、継続審議のような形にすべきだ。また、この条例は、その他の検討委員会で討議された諸計画や、基本計画とセットのもののはずだ。その遂行時期とずれては何の意味があるのだろう。

もともと、基本条例が先に出来て、それをもとに様々な計画が体系的に進められるべきものである事は先に述べた。中心的な基本理念が、少し遅れて施行されるのは「良く分からない」。

  ○○ 良く分からない・・基本条例 ○○

「良く分からない」「分かりにくい」とは、最初の段階からあらゆる方面から自治基本条例に対して言われ続けた事だ。法学も不得意なわけではない。委員として良く分かるように勉強もしたし、いろいろな方に説明するように心がけた。

でも、委員のひとりとしても、途中から「良く分からない」状況になっていった。趣旨もはっきりせず、たくさんの方に集まって議論して頂いたが、良く分かる状態にはならなかった。部分部分は分かるが、全体として「良く分からない」状況だった。

オーブンスクェアなどでの議論には「良く分かる」部分も多かった。それが「骨子案」になる過程で、良く分からないものになっていった。素案、条例案となる過程で、ますます分からないものになっていった。

不適切な抽象化が内容を分かりにくくしたとともに、所謂「霞ヶ関文法」の段階でも、分かりにくくなり、大切なものが消えて、どこからか色々な要素が付け加わった。

そして、最後の良く分からない事が、今回の修正案だ。何か疑義があるなら、条例本文に対するなんらかの修正案を出してもらいたかった。それでこそ、市民の代表である議会の役割だろう。

良く分からない中で発議され、良く分からないまま、議論され、良く分からない過程で、多く誤解が誤解を積み重ねたとの印象が強い。賛成する方も、反対する方も、議論中身を十分に知らないままだ。

意見がかみあわないままま、あるゆる誤解と妥協の産物が、今後何か新しいものを生み出していく筈がない。賛否両論の意見を、もう一度戦わせて、「総意」をつくっていくべきだろう。決まったものを修正もできずに、周知されるのを待つだけの市民というのは、一体何なんだろう。

|

« 3月13日環境ネットワークまつりは中止 | トップページ | 5月11日 小田原城 植栽専門部会 »

コメント

議案31号(条例)は、施行期日の延期、議案18号(予算)は、まちづくり会社への出資金支出の削除という「修正意見」が賛成多数で採択され、24日の本会議で議決されるそうです。
議案31号修正の提案者は公明党議員からのようですが、基本条例ですから制定後に9ヶ月の周知期間をとって、いかなる果実が得られるというのでしょうか。何とも愚かな議員たちです。この修正意見は、全くの嫌がらせに過ぎない愚行です。現在の小田原市議会の精神腐敗を示しています。
24日の本会議は、傍聴に行ってみるつもりです。

投稿: 松本茂 | 2011年3月22日 (火) 00時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1294301/39314196

この記事へのトラックバック一覧です: 小田原市自治基本条例の修正案:

« 3月13日環境ネットワークまつりは中止 | トップページ | 5月11日 小田原城 植栽専門部会 »