« 2011年5月 | トップページ | 2011年8月 »

2011年7月

山王海岸に大量の漂着物

山王海岸に大量の漂着物が・・・ゴミと書いても良いのだが、大部分は流木と草なので、ゴミと書いてよいかどうが・

先日の台風6号の雨で、酒匂川から流れ出したものだ。

Img_1476

真性の「ゴミ」も大量に混じっている。タイヤが随分ある。それからいつものようにペットボトルにプラスチック類・・・河に捨てられ、こんな時に流れ出すのだろう。

Img_1506

昨年の大雨では酒匂川の濁りが長期に渡り海の色を変えていたが、今回はなんとか収まりつつある。22日の時点でも酒匂川の河口あたりは海の色が茶色になっている。山王川のほうは、ほとんど濁りはないのだが。


Img_1489

海岸のゴミは、全体のほんの一部だろう。海全体、河全体、まち全体にこんなゴミが広がっている。ゴミをださない街のしくみ、倒木の流出をさせない森づくりが必要なのだろう。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

カミヤツデが大繁殖・・・

根府川駅の下の国道135号線沿いの山に巨大な葉の日本とは思えないような植物が大繁殖しています。

Img_0322

これ、「カミヤツデ」という外来植物です。台湾原産のウコギの仲間の植物です。ものすごい繁殖力があります。

伊豆半島に特殊な紙をつくるために導入されました。


Img_0317

外来植物との意識がなく、面白いので、植栽したりする人もいます。真鶴や湯河原では駆除の動きもありました。

新聞記事を引用します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

カミヤツデ:湯河原で増殖 外来種、生態系を崩す恐れ /神奈川

 ◇専門家「今のうちに駆除必要」
 湯河原町で外来植物の「カミヤツデ」が増殖し、生態系のバランスを崩すことが危惧(きぐ)されている。カミヤツデは広い葉を持ち、群生すると葉の影になった下層部の植物への太陽光を遮り、枯死させてしまう恐れがあるという。冨田幸宏町長は「森林も大切な観光資源。これを守る意味でも、周知や駆除など問題提起をしていきたい」と話している。

 県立生命の星・地球博物館(小田原市入生田)によると、カミヤツデは台湾や中国南部が原産。南国的な雰囲気から観葉植物になり、伊豆半島などでは造花の材料「通草紙」を作る原料として植栽されたこともあるという。しかし、セルロイドの登場で需要がなくなり、野生化したものもあるとみられている。

 冬が開花時期で、今はクリームホワイト色の花を房状につけ、遠目からもカミヤツデが部分的に群生しているのが分かる。開花時期が過ぎると、結実期を迎え、実を食べた鳥のふんで種がばらまかれたり、地下茎で繁殖の範囲を広げる。このため、早めに手を打たなければ毎年、増殖を繰り返し、生態系を脅かす恐れがあるという。

 町内でカミヤツデが目立つのは奥湯河原・藤木川沿いの「五段の滝」付近。名所として紹介されているが、同博物館で植物を専門とする勝山輝男学芸員は「川をはさんで、きれいな常緑樹があり、景観的にもカミヤツデがあるのは好ましくない」と話す。

 数年前にも真鶴半島で大掛かりな駆除作業が実施されたが、復活の兆しを見せていると言われ、小田原市江之浦の国道135号沿いの斜面でも広範囲の群生が見られる。五段の滝付近のカミヤツデについて勝山学芸員は「今は“黄信号”だろうが、“赤信号”になると大変なことになる。手間がかからないうちに駆除したほうがいい」と話す。

 冨田町長は「野生動物のように直接被害がないうえ、外来種という認識も少ないのだろうが、広く周知して、今後どうすればいいのかを考えていきたい」と言う。【澤晴夫】

毎日新聞 2008年12月27日 地方版

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

江之浦のあたりの山ではびっしりと繁茂しています。

Img_1189

面白いから庭に植えたい・・・なんて人もいますが、問題は放置して、既存の植物を圧倒してしまい、生態系を変えてしまうこと。 気がついたら、根府川あたりの海岸風景がなんとなく南の島風になってしまっていた・・・なんて事になりかねない。

今の所、攻め込んできているのは根府川のトンネルのあたりまでのようですが、詳しく調査する必要があります。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「ESD」って知っていますか・・・

英文頭文字をつらねた用語が氾濫していて、「それ何?」と思われるとは思いますが

 E S D

ってご存知ですか・・・

Education for Sustainable Development

の略号で、持続可能な開発のための教育 で、国際社会の共通理念 「持続可能な開発」を推し進めるための教育としての動きです。

所謂「環境教育」とだぶる部分が多いのてすが、自然学的な環境学だけでなく、広く社会・文化などふくめた総合的な教育活動です。

特に地域密着型の市民団体や企業などのステークホルダーとの連携で実践的な教育活動を作り上げていく事にも特徴があります。

持続可能な開発のためには、循環型社会の構築のために、ありとあらゆる方策をとらなくてはならなわけです。そのための、市民意識の醸成や担い手育成のための教育がESDとなります。人類生き残りをかけた教育といっても良いかもしれません。

次のリンクあたりから情報収集をしてください。

ESDとは

様々な現代の社会課題解決しようとしていくと、あるひとつの方向にあらゆる分野から集中していくキーワードがあります。 「地域のつながり」 「再生」「多様性」「総合性」「多様性」などの方向です。

地方分権とか、個性化とか、いろいろな人がいろいろな事を言っていますが、人類の進むべきある方向性に気付けば、みな似たような事です。ESDもそのうちのひとつと言えるでしょう。

これからの時代に向かって、覚えておいてもらいたい略号です。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本環境教育学会第22会青森大会

日本環境教育学会22会大会が青森で7月16日から17日まで開かれ参加してきました。

会員として、口頭発表を1件行ってきました。今年の発表内容は「自然木のクラフトの技術と教育目標の体系化」でした。こちらは、別の機会にご紹介します。


今年の大会は、震災後の東北での大会との事もあって、源発関連への環境教育としての発表も数多くありました。また、いくつかのシンポジウムなども開かれました。

環境教育学なんて、一体何をしているの・・・? という方は、下記に研究発表の題目が並んでいますので、眺めてみてください。大学の研究者や学校の先生、市民堕胎などのメンバーなどが構成員の学会ですので、一般の方には面白くもないとは思いますが・・・・

環境教育発表テーマ

以下、印象に残った話をピックアップしてみます。

● 公開講演会 対談 「軌跡のリンゴ 土から学んだ生きる力」

株式会社木村興農射 木村秋則 氏と 鬼頭秀一 氏の対談は面白かったです。

木村氏は、青森で無農薬の「奇跡のりんご」栽培に取り組んだ方。今は、各地への指導や独自の農法の普及に邁進されています。

無農薬栽培に取り組まれて、うまくいかない時代に首をくくる用意をしたとか、さまざまな発見をしつつ、奇跡と呼ばれるようになった話は、大変価値ある話でした。

一見粗放農業、放任農業に見えて、実は高度な管理農業である・・・畑の虫や、土の様子を子細に科学的に観察されて、丈夫でおいしいリンゴ栽培に到達されています。


有機農業とはまた違う「観察農業」。「こんな事、どこの本にも書いていない筈・・」との独自の観察による知識の集積が奇跡に繋がっています。いや奇跡ではなく、確実な科学的な最先端農業でしょう。

古そうに見えて、最新テクノロジー・・・、これからの時代は、これしかない・・との信念をお持ちで、普及にも力を入れられているとの事でした。

近代農業は、「技術普及」の歴史。肥培管理や農薬使用の定型的な技術転移が、日本中を似たような農村風景にして、多くの生き物を絶滅させて来ました。いつかこのままでは立ちゆかなくなる日本の農業と環境。  昔に返る事ではなく、高度な先に進むしかない筈。

観察農業のような高度な農業は、地域に根ざした固有の知識と独自の工夫を積み重ねる事が根底の技。技術でなく、環境に対する哲学が必要な農業です。

技術転移でなく、哲学の転移、生きる力・魂の転移が、環境教育の根底にあるのではないでしょうか。

木村氏の記事は下記から

奇跡のりんご

● 環境教育の制度化 

プロジェクト研究として 「環境教育の制度化」に関するシンポジウムが行われて参加しました。

小学校での「環境科」の創設や教科書づくりが話し合われました。学会でも賛否両論があります。今のままでは、あまりにも環境について、うとい先生方が多くて危機感があり、教科として制度化して体系的に環境教育をしなくては環境問題の解決は不可能であるとの論です。

一方で。「教科にしてしまえば、教科以外の先生は環境を教えなくなる・・・」との論もあります。もともと教科縦断的、総合知としての知恵が環境に対して必要なので、教科化は内容と矛盾する。すべての教科の先生が、それぞれの立場で取り組むべき・との考えです。

自分は、教科化は必要と考えています。現場の先生達は環境問題について学ぶ時間も組織も少なく、地域の市民活動などと連携して環境教育を組み上げる教育制度が必要だからです。

ただ、新たに作られる教科内容は、既存の学問を混ぜ合わせたようなものではいけない。環境教育の中心は課題意識と解決能力、そして高度な哲学性であるはず。総合知としての哲学の科目であるべきです。そして同時に、生きる力の元になる技能教育でもある筈。環境教育として、それを生み出さない限り、お荷物科目が増えてしまうだけになります。・・・そんな発言をしてみました。

● いろいろつながりを作れました

 近年の学会と言うのは発表が多すぎて、どれを聞いて良いやら・・ほとんど出会いのチャンスみたいな所があります。それでも似たような活動をされている先生方と、今後の協力関係の糸口ができました。近くにお住まいの方なのに、こんな遠くの学会で初めて知り合うなんて事は多いものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

市民花壇 イワダレソウ満開・・・

市民ホール予定地の市民花壇ですが、今イワダレソウがいっぱいになりました。

市民ホール予定地・・ホール建設は少し先になりそうですか、それまで芝生と花壇で憩いの場になっています。市が市民花壇をやりたい方を募集したので、森の恵みで応募して、私達で手入れしてます。お城の方から2番目の区画が私達の花壇です。

Img_1206


今、イワダレソウがいっぱいになって満開です。複層ボーダー花壇のグランドカバーとして使われるつる性植物てす。

Img_1194

うちらの花壇は、「無耕起」「無農薬」「雑草共生」の花壇です・・とか言って、要するに手抜き花壇。朽ち木が捨ててあったり、いらなくなった苗などを隙間に植え込んでいったので、なんだか何かあるのやら管理者にも不明・・・

Img_1207

ええと、今見えている限りで・・バーベナ、ラベンダー、金のなる木、イソギク、ガザニア、ええと忘れた・・・とにかく100種近くは植え込んであります。競争で負けてなくなったのもあるし、宿根草が主なので、季節になったら生えてくる・・・浦島草とかヒガンバナなんかもある筈で・・・

Img_1196

イワダレソウはと白く見えるのは朽ち木に発生しているキノコ。キノコもある花壇を目指して朽ち木を入れたのですが、あまり面白いキノコは生えてこなかった・・・


Img_1199

この炎天下、よその花壇がしおれている所、うちの花壇は丈夫そうでしょ。無耕起、有機物被覆花壇なので水やりは不要です。

小田原を歩く事がありましたら、ちょいと眺めてください。城址公園、裁判所の隣です。

時々草ぼうぼうで、花壇とは思えない時もありますので・・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

夏期特別展示会 西相模の鉄道 

小田原鉄道歴史愛好会の知り合いの方からの情報提供です。


夏期特別展示会 西相模の鉄道
特集 大雄山線の知られざる魅力

23年7月16日 土曜 から 8月31日 水曜日
9時 から 16時30分 月曜休館 7月19 20 休館
南足柄郷土資料館 
入場料 大人 400円 子ども 200円

内容 
小田原における大雄山線とJR貨物船の車両受け渡し風景
明神岳秘話 まぼろしのロープウェイ 
小田原の鉄道歴史パネル 馬車鉄道から新幹線まで
鉄道模型 者指針 資料
N Z ゲージ運転 グッズ販売

大雄山線探訪ツアー 8月2日 火曜日 要予約 500円

森谷工房では、木のトイSLをつくり販売してもらっています。

小田原は鉄道のまちでもあります。是非この機会に西相模の鉄道の歴史について研究されてください。
ルートなど下記よりどうぞ

南足柄郷土資料館

| | コメント (0) | トラックバック (0)

割り箸生産の課題

小田原の間伐材を利用しての割り箸生産プロジェクトですが、課題や今後の事などメモしておきます。

1 割り箸だけを生産するラインで間伐材を利用すると採算が良くありません。割り箸には無節の部分でないと選別の段階の歩留まりか悪くなります。心材の所を建築材に使い、周辺を割り箸に回すのが良いと言われています。

2 皮むきや選別の段階で出る材を、別の形で使える仕組みが必要です。このままでは、割り箸生産がゴミ生産過程をうんでしまいます。燃料やバルブなど何かとの組合せが好ましいです。

3 ヒノキでもスギでも、基本的には使う事ができます。ただヒノキは臭いがある事と、今回ヤニがでた問題がありました。伐採や製材の時期や、乾燥の方法や時期など、いろいろ工夫が必要です。また、ある程度ストックが必要ですが、あまり長く貯蔵する事は好ましくなく、伐採から製造・販売・利用までの生産の時系列を整える必要もありま。

4 試作なので、コストは何も感変えていませんが、今の所、まったく採算性はとれていません。もともと国内材を利用しての割り箸生産は、経営的に成り立たないので、外国産が使われて、環境問題となっているのです。

5 地産地消の運動の中で、地元ブランドの付加価値をつけて、消費者が高くても環境に良いものを選んで費用負担してもらえる仕組みが必要です。

6 上の目的のためには、林業・製材・生産・販売・利用・ブランドイメージづくり・・の関係者がネットワーク化される必要があります。

7 割り箸も、使用後の処理(炭にする・・・バイオマス・堆肥化など)、循環の輪をつくる必要があります。

8 割り箸・・だけでなく、 高級箸・・地元産の塗り箸など、工芸と組み合わせた、箸一般の生産や利用も考えていく必要があります。

要は、できるだけ広いネットワークをつくる事。そして、緻密に技術的な課題を克服していく事でしようか。・・・・

自分は、技術的な立場でしか関われないのですが、プロジェクトを回せる担い手がもっと必要な段階です。

いろいろ協力して頂ける方、よろしくお願いします。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

割り箸生産の工程

小田原の間伐材を利用して割り箸を生産するプロジェクトをいくつかの会の協働で進めています。将来は生産プラントが出来れば良いのですが、まずは小田原の材を群馬桐生の生産場所に送って試作をしました。

群馬まで送ってはウッドマイレージがよろしくないのですが、あくまでも研究のための試作です。4000膳程度作って、市内いろいろな所で使ってもらっています。

なかなか課題が多いのですが、まずは生産工程を見てください。材の運搬を兼ねて桐生まで4月にいってきました。

1 近くの森林組合などから、提供を受け、まずはこのような形に整形・皮剥きをします。

Img_8448

2 自動的送りのバンドソーで14ミリの板材にします。

Img_8450

3 丸鋸盤で長さを一定に切断します。


Img_8456

5 こんな形の板材ができます。

Img_8465

6 これを一定の幅に同時切断する機械にいれます。割り箸を割る前の形の材ができる事になります。


Img_8467


7 箸のもとになるパーツができます。この段階で乾燥させます。


Img_8471

8 このままでは、曲がったものや、節のあるものがあるので、手作業で選別します。地道な作業です。

Img_8495

9 選別すると50パーセントほどの使えない材が出てしまうそうです。今の所利用方法がないそうです。箸一般つくるのに、同じ程度の材が無駄になるのでもったいないです。


Img_8496

10 いよいよ割り箸製造機に入れます。真ん中を切って、整形する刃物が中で回っています。


Img_8486

11 出来た割り箸。こんな形でどんどん出来てきます。


Img_8490

12 この後、一本一本手仕事で検査。袋詰めする場合も手作業です。

Img_8493

13  今回、小田原から運んでいった材は、このような板材でした。運搬の能率を考えると、こちらでどこまで加工するか課題です。


Img_8498

●  これからの事

 かなり安易に使っている割り箸ですが、大変な工程を経て作られているのがお分かりになるでしょう。

材を有効に利用して、またコストを下げるには、いろいろ技術的な課題も多そうです。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

7月5日 タケの侵入

 久野の欠の上を通りかかったら、茶畑にマダケがニョキニョキと生えてきているのが目に飛び込んできた。少し前まで、マダケの筍のシーズンで、随分食べたが、とらずにほっておくと、こんなに伸びてしまう。

Img_0526


茶畑が茶色いのは、多分放射線が検出された影響で収穫せずに強選定したものだ。こちらも大変だが、農地や草場にとって、タケの拡大は、ゆゆしき問題なのだ。


下曽我応援団ぷらむの方達は、これを「侵入竹林」と呼んで、伐採やタケノコ狩りのイベント開催などを通じて駆除する活動を続けている。

農地は、ほっておけば、草と、雑木と、タケで、やがて埋め尽くされてしまう。出てきたら、すぐに切ってしまい、食べてしまえば、どうと言う事はないのだが、人手がたりない農家では、時に間に合わなくて、畑がタケに知らぬ間に覆われてしまう、少し、時期が遅くなれば、すぐに堅くなって、筍が竹になってしまうので、そしたら処理が、もう大変・・・

タケは地下茎で増えていく。マダケは一年で、こんな勢いで、範囲を広げていく。タケの拡大速度を写真から実感して貰えればと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

7月8日 山王海岸に「なぶら」が立つ・・・

山王海岸で、ハマボウフウを見回っていたら、地元の方が海をさして「なぶら」が立っていると教えてくれました。多分「イワシの群れ」との事です。

見ると、海が少し盛り上がっています。かなり海岸に近づいています。かなり大きな群れです。

Img_0862_3

こんな小魚の群れを追って、アジやらブリやら大型の魚がやってきます。釣り人たくさん出ていましたが、アジ釣りをしているとの事でした。かなり大きなのが釣れる時もあるそうです。

山王海岸は、釣り人には知られた場所のようです。山王川の河口付近は小魚が集まるのでしょうか。川の養分 → プランクトン → 小魚 → 大型の魚 ・・と言う連鎖なんでしょうか。釣り船も良くこの付近に来ています。


Img_0865

このところ、頻繁に山王海岸に来ていますが、海面は毎日変化します。雨がふって濁りで境目ができたり、色も刻々変わります。豊かな海は、やはり河からの水を必要としています。

山の様子と海の様子を、長年見て来ている方には、その連関は手に取るように分かるのでしょうね。山と海を様子を、交互に眺めていきたいと思います。

小田原は、山と海が直結して観察できる、小さなまちです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

九十九里浜の海岸植物を見てきました

山王海岸の植物を保全の参考に、千葉の海岸を見てきました。富津岬と、九十九里浜を回りました。

九十九里浜は、さすが日本一の浜、元気な海岸植物と、保全活動の様子が見られました。

Img_0489

活きのの良い・・・ハマボウフウがびっしりと育っています。


Img_0542

山王海岸とくらべて、個体も大きく、しっかりとしています。

Img_0552

新しい芽が出てきています。植物の保全のためには、繁殖できる環境が必要です。種子が芽生えるまできちんと保存される土壌環境、芽生えの育つ環境が必要です。

Img_0573

車両の乗り入れ禁止となっています。そもそも砂浜は車両で走るような所ではない筈です。較べて小田原の状況は、なんともお粗末な状態です。

Img_0497

保全のための組織ができているようです。わかりやすく保護をうったえる看板がたっていました。守るべき対象を多くの市民にきちんと示す事から、保護は始まります。

Img_0499

植物だけでなく、ウミガメ等の保全の取り組みもあるようです。小田原もウミガメは来ています。でも産卵して繁殖できる環境かというと・・・・

もちろん、ここも高速道路が走り、外来植物が侵入しています。でも砂浜を守る意識の高さは感じられます。

やはり、広い砂浜は気分爽快です。九十九里と言えば砂浜ですから、保護の意識が培われて来たのでしょう。小田原も急がないと・・・

各地の砂浜を見に行ってみたいと思います。またご報告します。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

海岸植物がピンチ・・・外来種

山王海岸の植物群落のピンチ・・・一番手強いのは侵略的外来種だ。今の季節での強敵は「コバンソウ」。明治時代に観賞用としてヨーロッパから導入されたが、野生化して特に海岸では侵略的外来種になっている。ハマヒルガオの上に育っていき、ハマヒルガオの強敵である。

Img_4954

ハマヒルガオもつる性で強いので、上に伸びられれば安泰だが、イネ科の植物に覆われてしまうと、負けてしまう。ハマヒルガオを保全するには、コバンソウなどイネ科の侵略的外来種の駆除が必要となる。一本ずつ、見分けて抜き取るしか今のの所工夫がない。

Img_9645

コマツヨイグサも、広がっている。それなりにきれいなので、人によっては残そうとするが、要注意外来植物だ。抜き取り駆除している場所もある。ハマヒルガオを直接的に阻害しているのは事実だ。


Img_4963_2

シチヘンゲも入ってきている。人による持ち込みかも知れない。好んで植栽してしてしまう場合もある。シチヘンゲに罪はないが、地域の遺伝資源が失われるようなら困りものである。

Img_7914

その他多数あるが、別の機会に紹介したい。人の良く通る部分では、すっかり侵略的外来種ばかりになっている。

山王海岸のピンチの要因は様々有るが、侵略的外来種は、在来植物の保護のためには一番手間がかかる要因だ。植物を見分ける事のできる人が、細かな作業を地道に続けないといけないからだ。


Img_9998


| | コメント (0) | トラックバック (0)

海岸植物がピンチ・・ゴミとバイク

ハマボウフウやコウボムギがなんとか生育している山王海岸だが、強烈な要因が攻め込んでいて、今や「ピンチ」の状態である。まずは、大量のゴミ。

Img_8059

西湘バイパスから投棄されるのだろうか、とんでもないゴミが捨てられている。海岸の石ころの部分は美化財団や行政の働きで、ある程度清掃されてはいる。だが、植物保全の立場での、バイパスとの隙間の部分は手が付けられていない。


Img_5669

これは、なんとか清掃したが、ウジ虫がわいていたり、どうしてこんな所に生ゴミを捨てるのだろう。

表面はきれいでも、砂の下まで細かいゴミが混じり込んでいて、ひとつひとつより分けて拾い出さないといけない。


Img_5677


また西湘バイパスからの雨水が流れ込んで、ゴミを運んでくる。砂浜も掘られてしまっている。海岸に直接流さないようにしてもらいたい。

Img_5653

とんでもないのは、ハマボウフウの近くやハマヒルガオを上をオートバイを走らせる事だ。この地域の海岸は、バイパスのガードから、オートバイを乗り入れる事ができる。湘南の海岸でそんな所はない。どうして、こんな事が今でもできるのだろうか。すぐにでも車両乗り入れ禁止としてもらいたい。

Img_1806

塩風や強風や乾燥などは強い海岸植物だが、踏まれる事には極めて弱い。特にハマボウフウは踏まれればすぐに折れてしまう。ハマボウフウの近く10センチまで、わだちが来ていて焦った・・・


Img_0171

こんなに荒れている浜は、そうそうないのではないか。一見美しい海の眺めだが、よく見ると、悲しいほど乱れている。なんとかしなくては・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

小田原山王海岸の海岸植物の保護

小田原市の酒匂川と山王川の間の海岸には大切にしたい海岸植物の群落がある。コウボムギ、ハマボウフウ、ハマヒルガオなどが残されているが、危機に瀕している。


Img_7889

西湘地域では、酒匂川上流のダム建設や、堰の建設などで、砂浜そのものが減退してきていて、ここ山王海岸は、残る貴重な砂浜である。

Sannosyku1

海沿いを西湘バイパスが通り、海と人の街とを分断している。ここは一昔前には地引き網が行われていた漁村であった。減少していく砂浜と、そびえ立つ道路に挟まれて、僅かに海岸植物が生き延びている。

Sannotzu

一番、目立つ海岸植物としてはコウボムギである。コウボムギは根の深い頑丈な植物だ。コウボムギが生育すると砂の移動を抑える働きがある。

Img_9997

深い根で砂をしっかり支えて、コウボムギが生育する所は段々と砂が盛り上がっていく程である。海岸を守ってくれる生き物と言えるのではないか。

Img_7903

新鮮な色合いの「ハマヒルガオ」も、まだ健在である。排気ガスには強いらしく、西湘バイパスの道路脇にも広がっている。山王地域の、地域計画には「ハマヒルガオの咲く浜・・」が上げられていたと思う。砂浜を代表する花だ。

Img_4963_2


「ハマボウフウ」が僅かに残されている。山王海岸全体で何個体と数えれる程しかない。他の海岸植物に較べて弱く、海岸保全の象徴的な種だ。県によっては絶滅危惧種に指定している所もある。各地でハマボウフウの保全活動が行われている。これを守る事によって海岸全体を守る事になるからだ。

Img_4944

茅ヶ崎や平塚の海岸でもハマボウフウは生育している。神奈川県全体でみれば、絶滅危惧・・とまでは言わないのたろう。でも、小田原地域のハマボウフウは地域として絶滅危惧と言って良い。地域の自治感の方で興味をお持ちの方がいて、以前から囲いをし保全されている。


Img_9943

しかし、他地域で旺盛に生育している様子と較べれば「風前の灯火」レベルである。多くの人に気付かれず、理解されないまま、このままでは後数年で絶滅する恐れがある。種子を保存するとか、地域遺伝子をそのレベルで守らなくはならない段階にある。


Img_4940

小田原地域の砂浜そもののを取り戻そうとの取り組みも始まろうとしている。将来、砂浜を回復出来た時には、それを守る植物群落が必要である。絶滅した遺伝資源を別の所から持ってくるようでは寂しい。将来のために、海岸植物の地域遺伝子源を残しておきたい。ハマボウフウの保護から、海岸再生を始めたいと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年5月 | トップページ | 2011年8月 »