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富士見市文化会館きらりふじみ 見学

8月8日 月曜日

市民検討委員会の先進施設視察として、埼玉県富士見市の 富士見文化会館を見学しました。市民の参加は平日と言うことて20名には届きませんでしたが、強い関心のある方が多かったようです。

郊外の広い敷地にゆったりとたっています。アサザが植えられた大きな池との組合せが売りのようです。
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外壁はコンクリ打ちっ放しと一部薄い色のレンガ。周りの植栽も良くある普通のもの。


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テラスからみた風景。公演の休憩時に、こんな風景が見えるのも良いかも。小田原ではお堀や城址公園との組合せで自然に取り囲まれた雰囲気が出せると良いかと思いました。


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舞台は幅16.3m、高さ9.0m 奥行き14.4m 大人数のオーケストラにはちょっと狭い。でも、この規模にした事で、客席からの距離が短く、見やすく、近接感があります。

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2階席もありますが、1階席とは重ならない設計なので、デッドゾーンは出来ないようです。二階から下を見ても怖くない。

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客席は802席。座席の配置は、アーチを描き、さらに縦には揃わないので、前の人の頭がかさならないかも。座席の案内の人は少し苦労するかも知れません。後から来た人もなんとか着席できる幅です。


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搬入口は、大型トラックが直接ついて、スムースに運び込める構造です。


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部台の上部も見学させて頂きました。サスやバトンの数も多くて、すべて自動化されています。巻き上げの機械が沢山並んでいます。こういう装置の使い勝手や耐久性も舞台の価値です。こんな所にはきちんとお金を使った方が良いかと思います。


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楽屋は大小合わせて5室。洗髪のできる流しや、冷蔵庫とか、使い手への配慮は押さえられているようです。他の出演の立場の方はどう思われたでしょうか。


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こちは、「マルチホール」。平戸間として、展示にも利用できるスペースで、小ホールとは呼んでいません。


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こんな風にスイッチひとつで、客席がせり出してきます。


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椅子も自動的にせり上がり、「小ホール」になります。動いているのを見ると不安定そうですが、座ってみるとどっしりしています。ピアノの発表会とか、小さな公演には十分そうです。


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客席と舞台の間は、板を手動で外して下げる事もできます。技術の人が大変そうですが。


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メインホール、マルチホール、展示室の他に、「スタジオ」があります。バレースタジオや、バンドの練習などに使えます。一時間単位で貸し出ししているので稼働率100パーセントに近いとの事。
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そういえば、若い人のバンドのお世話をしていた時に、みんな貧乏なので、貸しスタジオの費用に苦労していました。こんな委員会には、あまり若い「軽音楽系・・」の人が少ないかも。別に街の中にスタジオをつくる手もあるけど、文化の創造・・の立場からは、このようなスタジオのニーズも高いと思います。

最後に、質問と意見交換。運営や予算などソフトの質問が多かったかも。

もし、「小田原で今後つくるとして、何かアドバイスは・・」との質問に、施設管理公社の方が、「やはり関わる人の問題が大切」と言われていました。運営や技術の方の個人的資質が大きく行方を左右する・・どの世界でも同じでしょうか。

また、このホールの建設にも関わった勝又先生からは、「利用する特定の立場からの意見だけでなく、将来を見通した、立場を超えた視点で考える事が大切」とのアドバイスを頂きました。

音楽、演劇、美術、鑑賞者・・・それぞれの立場からの意見は出やすいですが、それらを包括する全体的視野からホールを考える思考が今後大切だと思います。

景観との調和、施設、装置など、細かい所で見習うべき要素がいっぱいで、ここで示しきれませんが、それとは別に、これまで定めた基礎理念に立ち返りつつ、細かい工夫をしていく必要があります。

今の時点での良い工夫も時間経過の中では、古くなったり、陳腐化する可能性もあります。基本的なシンプルな骨格をつくって、数十年毎に、改造などのしやすい「進化」していくホールが良いのではないか。今回の見学から得た、個人的な思いです。

こんな勉強をさせて頂きましたが、市民の中では少数だけ。多少でも、来られなかった方のために、個人的な印象ですが、記事にさせて頂きました。

詳しくは、公式HPを見てください。

富士見文化会館HP

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