« 小田原市自治基本条例研究1 補完性の原理 | トップページ | 小田原市自治基本条例研究 2 相互の情報発信 »

市民ホール基本計画意見交換会

1月9日 小田原文化会館で、市民ホール基本計画意見交換会が開かれ市民委員として出席してきました。専門委員会と市民検討委員会が並行して行われてきて、最終段階で市民検討委員として専門委員との意見交換をする場でした。

内容については、多岐に渡るので、行政でまとめてくれる報告にまかせて、ここでは自分が出した意見について紹介しておきます。

事業・運営・市民参加」などについての班と、「施設機能」についての班が作られ、45分づつで交代して意見交換しました。

● 事業・運営・市民参加について

運営主体として、「直営」、「指定管理者」、「ホールボランティアとしての参加」、「事業企画・推進役としての運営への参加」、「施設の管理運営者としての参加」まで、様々な形があるとの資料が提供されていました。どんな程度の参加にするかは市民としての覚悟によるとの専門委員のお話でした。

それに関して、自分の意見です。

1 公と私の関係について「新たな公共」といった言葉で行政と市民との協働のありかたを模索する動きがあるが、今後の50年間を考えれば、今までと違った社会システムが発明されるかもしれない。文化創造と言うが、中身の創造に合わせて社会システムも創造していくべき。既存の運営システムにとらわれずに工夫をして行けば良い。

2 専門スタッフと素人との関係について議論があるが、文化創造には絶対的に専門家が不足している。市民が専門家になれるような育成事業をおこなったり、文化創造そもののが専門家育成になっていくようなシステムも考えて良い。

次のような意見がだされました。

「現行の施設の予約について、定期行事などが入ってしまっていると、新規の試みをするような企画などが入りにくい状況がある。」公平な運営システムが必要である・・・

それに対して、自分の意見ですが

3 文化企画についても、ある程度の競争や市場原理が働くようなシステムでないと文化活動も疲弊する可能性がある。その意味で、資料にもあるような「評価システム」を作っておく事が大切である。

4 評価は様々な形がある。大きな所では、地域としての評論活動や文化ジャーナリズムが活動しても良い。そのような担い手を育成していく事も文化創造のひとつだろう。

それに対して、市民が企画などを進めるには限界もある。かなりの負担で、はやり安定的な専門職に頼わざるを得ないのではないかと言った意見もありました。

「市民でやろう・・・」そんな意見も少なくはないのですが、全体の議論として、まだまだ、そこまでの「市民力」が醸成はされてはいないのかも知れないと言う気もします。

● 施設機能について

自分の出した意見としては

1 「環境に配慮して」との文言もあるが、省エネとかあくまでも付帯的な意味合いである。さらに進んで「環境調和」と言う言葉を使い、都市における土壌形成、庭園と一体化した自然な建築を目指してもらいたい。現在2本のマツがあり、残す事が決まっているようだが、それだけでもホールの景観などを規定る事になる。「都市の中の森」といった提案をしているが地域全体の生態的な地位を保てるような場にしてもらいたい。

2 将来の状況変化に対応できる骨格の構造をとってもらいたい。

でした。2 については専門委員の先生からも、そのように考えているとの事でした。

また委員のひとりから、材質について強く「木造」を押す意見がありました。なかなか受け入れられない事もあるが、実現させるにはどうすべきかとの意見も加えられました。


自分は、外観について、意見を出しました。

3 小田原は木の町であると共に、石と水路のまちでもある。外観が無愛想にならないように地元産の石などを使うようにしてもらいたい。

費用の点で、異論もありましたが、部分的にでも実現してもらいたい事項です。山本理顕氏の無機的な外観を否定してのスタートですので、やはり自然なやさしい外観にしてもらいたいとは思います。

ただ、石についても木についても構造設計や法令上の縛りなどで、困難な点も多く実現には研究費などにも費用がかかる事も予想されます。

バリアフリーや防災についても多く意見がだされました。バリアフリーについては、建築基準なども含めてかなり基準がつくられて来て、大部分のリクエストが叶うものと思われます。

防災の機能についても多数の意見がありました。ただ、あまりそれにこだわって、本来の機能を削ぐような事があっても好ましくないとの意見もありました。

屋上の防災上の機能についても話がありました。環境調和も考え屋上を庭園のような形にして、駆け上るようなスロープをつくるのも良いかも知れません。

ここに集まった人達は、ホールはつくるものとの前提で話し合っていますが、市民の中には不要論やもっと小さなもので良いとの意見もあります。ただ、文化部長の最後の言葉にもあったように、文化が一部の人のものではなく、市民全体のためになるような活動をする中で、より多くの人の理解が得られるものと思います。市街地活性化や教育や福祉のと有機的に関われる文化政策の中で実現していくべきでしょう。

これに関して、意見交換会で言い忘れた事を追記しておきます。

市民ホールに否定的な人の中には、建てたい人は自分達で費用を出したら・・といった意見もあります。ある程度は納得できる意見で、たとえば将来、ホールを利用したい人は前もってファンドに拠出するなんて事もありかと思います。

ただの寄付とかではなく、将来10年間の間の公演のチケットと優先的に交換できる証券を販売して、建設費用や企画費用にする。利用団体には優先利用権を前もって購入してもらう・・なども考えられるかもしれません。後の収入を拘束してしまうので、危険な面もありますが、綿密な試算ができればありえるかも知れません。老後に日々楽しめる公演の権利だったら自分は購入しても良いとは思います。

その他、様々な意見がありました。ごく一部の私的な意見の部分を書かせてもらいました。

|

« 小田原市自治基本条例研究1 補完性の原理 | トップページ | 小田原市自治基本条例研究 2 相互の情報発信 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1294301/43684844

この記事へのトラックバック一覧です: 市民ホール基本計画意見交換会:

« 小田原市自治基本条例研究1 補完性の原理 | トップページ | 小田原市自治基本条例研究 2 相互の情報発信 »