ミクロコスモスシティ

【まちの形】 ミクロコスモスシティ

「ミクロコスモスシティ」って要するにディズニーランドみたいな

まち。いや、雰囲気でなく、まちのゾーニングというか、まとめ方

が小さな独立した「タウン」が集積している街の形。

東京もそうだけど、城下町は大抵は、大工町、魚町、呉服町、青物

町・・など、職能別、機能別に、区分けられて作られている。

ディズニーランドも、特定の物語を基礎として施設がミクロに構成

去れ、デザイン統一されて、その変化が全体として飽きない街にな

っている。

お店が一軒でデザイン主張しても、分散してはぼやけて雑然として

しまう。5軒から10軒も並ぶと、ちょっと雰囲気もでてくる。同

業が集まると、買い回りの客には便利だし、競争も生まれて活気が

でる。

学校のそばにゲームセンターがあったりでは、よろしくないので、文教ゾーンとアミューズメントゾーンとか、区分ける必要もある。

ちょっと歩ける範囲で、世界旅行・・って感じで、懐石弁当みたいな街が、楽しいのではないかなあ。東京たーみたいに広すぎても疲れるので、ちょうど良い規模のまちでないと出来ないかも。

業種別、機能別もよいけど、物語別、デザイン別でもよい。江戸時代ストリートで、建物から物品、書物まで江戸コンセプトとか、お笑いゾーンとか、デジタルゾーンとか。秋葉原のように自然発生的に集積していく場合もあるし、誰か強大権力が設計する場合もある。これからの時代だと、市民間の話し合いと、個別交渉で、だんだんとそうしてしまう手もある。

小田原は、もともと城下町で、そんな形もあった。フレンチレストランとか、魚関連店とか、工芸関連とか、個性的なものがあるけど、ちょっと分散して買い回り行動には疲れる。人口もへって、チャンスなので、店店交換とかして、ミクロコスモスシティに出来ないかなあ。

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小田原市市民憲章

市役所の前に市民憲章の石碑があります。小田原市の市民憲章・・・市民のどの程度の人が知っているでしょうか。とりあえず全文を。


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【小田原市民憲章】

[昭和51年7月20日制定]

わたくしたちは、黒潮おどる相模灘にのぞみ、梅の香におう天守閣をあおぐ「小田原」の市民です。

わたくしたちは、先人の残した文化を誇りにし、西湘の近代都市としての限りない発展に願いをこめて、ここに市民憲章を定めます。

1 健康で明るい生活を大事にし、豊かな心をそだてましょう。

1 元気で働くことを喜び、しあわせな家庭をきずきましょう。

1 隣人と仲良くし、だれにもやさしく親切にしましょう。

1 きまりを守り、力をあわせ、住みよいまちをつくりましょう。

1 緑と水を大切にし、平和な明日の繁栄につとめましょう。

市民憲章・・・どう思いますか。

ちなみに近隣の市民憲章を

【鎌倉市民憲章】

[昭和48年11月3日制定]

 鎌倉は、海と山の美しい自然環境とゆたかな歴史的遺産をもつ古都であり、わたくしたち市民のふるさとです。すでに平和都市であることを宣言したわたくしたちは、平和を信条とし、世界の国々との友好に努めるとともに、わたくしたちの鎌倉がその風格を保ち、さらに高度の文化都市として発展することを願い、ここに市民憲章を定めます。

1 わたくしたちは、互いの友愛と連帯意識を深め、すすんで市政に参加し、
  住民自治を確立します。
1 わたくしたちは、健康でゆたかな市民生活をより向上させるため、
  教育・文化・福祉の充実に努めます。
1 わたくしたちは、鎌倉の歴史的遺産と自然及び生活環境を破壊から守り、
  責任をもってこれを後世に伝えます。
1 わたくしたちは、各地域それぞれの特性を生かし、
  調和と活力のあるまちづくりに努めます。
1 わたくしたちは、鎌倉が世界の鎌倉であることを誇りとし、
  訪れる人々に良識と善意をもって接します。

【南足柄市民憲章】

[昭和47年4月1日制定]

わたくしたち南足柄市民は、恵まれた郷土の自然を生かし、先人の偉業を受けついで、このまちが緑豊かな明るく住みよい産業文化都市として、限りなく発展することを願い、市民としての誇りと自覚をもって、ここに市民憲章を定めます。

1 わたくしたちは、つねに心とからだをきたえ、明るいまちをつくります。
1 わたくしたちは、教養を豊かにし、文化の高いまちをつくります。
1 わたくしたちは、働くことを喜び、力づよく伸びるまちをつくります。
1 わたくしたちは、緑と自然を愛し、きれいなまちをつくります。
1 わたくしたちは、きまりを守り、力をあわせて平和で安全なまちをつくります。

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梅丸くん誕生の記録

 梅丸くん at 市役所 との事で以前に書きましたが、その秘密を広報小田原のバックナンバーで調査してみました。誕生は1990年。平成2年。 歳にすれば22歳・・・ときめき小田原というイベントとともに生まれました。こんな巨大なはりぼてまであった・・・

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着ぐるみも居たようです。梅丸くん風船もあったようで・・・この子達は、今27歳位かな・・・


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小田原ときめき夢まつり・・は1990年4月から1991年11月までの、長期イベント。色々行われたようです。

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梅丸くんキャラのデザインは、公募。兵庫の羽山次郎さんと言う方です。


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名前も全国公募。広報おだわらにも、随所に梅丸くんは登場していました。


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市役所の壁の梅丸くん、20年以上もたったから、あんなに薄れてしまったんですね。

みなさん、どんな思いがあるんでしょうか。経緯は知りませんが、いいキャラだと思うんですが。

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市民ホール基本計画意見交換会

1月9日 小田原文化会館で、市民ホール基本計画意見交換会が開かれ市民委員として出席してきました。専門委員会と市民検討委員会が並行して行われてきて、最終段階で市民検討委員として専門委員との意見交換をする場でした。

内容については、多岐に渡るので、行政でまとめてくれる報告にまかせて、ここでは自分が出した意見について紹介しておきます。

事業・運営・市民参加」などについての班と、「施設機能」についての班が作られ、45分づつで交代して意見交換しました。

● 事業・運営・市民参加について

運営主体として、「直営」、「指定管理者」、「ホールボランティアとしての参加」、「事業企画・推進役としての運営への参加」、「施設の管理運営者としての参加」まで、様々な形があるとの資料が提供されていました。どんな程度の参加にするかは市民としての覚悟によるとの専門委員のお話でした。

それに関して、自分の意見です。

1 公と私の関係について「新たな公共」といった言葉で行政と市民との協働のありかたを模索する動きがあるが、今後の50年間を考えれば、今までと違った社会システムが発明されるかもしれない。文化創造と言うが、中身の創造に合わせて社会システムも創造していくべき。既存の運営システムにとらわれずに工夫をして行けば良い。

2 専門スタッフと素人との関係について議論があるが、文化創造には絶対的に専門家が不足している。市民が専門家になれるような育成事業をおこなったり、文化創造そもののが専門家育成になっていくようなシステムも考えて良い。

次のような意見がだされました。

「現行の施設の予約について、定期行事などが入ってしまっていると、新規の試みをするような企画などが入りにくい状況がある。」公平な運営システムが必要である・・・

それに対して、自分の意見ですが

3 文化企画についても、ある程度の競争や市場原理が働くようなシステムでないと文化活動も疲弊する可能性がある。その意味で、資料にもあるような「評価システム」を作っておく事が大切である。

4 評価は様々な形がある。大きな所では、地域としての評論活動や文化ジャーナリズムが活動しても良い。そのような担い手を育成していく事も文化創造のひとつだろう。

それに対して、市民が企画などを進めるには限界もある。かなりの負担で、はやり安定的な専門職に頼わざるを得ないのではないかと言った意見もありました。

「市民でやろう・・・」そんな意見も少なくはないのですが、全体の議論として、まだまだ、そこまでの「市民力」が醸成はされてはいないのかも知れないと言う気もします。

● 施設機能について

自分の出した意見としては

1 「環境に配慮して」との文言もあるが、省エネとかあくまでも付帯的な意味合いである。さらに進んで「環境調和」と言う言葉を使い、都市における土壌形成、庭園と一体化した自然な建築を目指してもらいたい。現在2本のマツがあり、残す事が決まっているようだが、それだけでもホールの景観などを規定る事になる。「都市の中の森」といった提案をしているが地域全体の生態的な地位を保てるような場にしてもらいたい。

2 将来の状況変化に対応できる骨格の構造をとってもらいたい。

でした。2 については専門委員の先生からも、そのように考えているとの事でした。

また委員のひとりから、材質について強く「木造」を押す意見がありました。なかなか受け入れられない事もあるが、実現させるにはどうすべきかとの意見も加えられました。


自分は、外観について、意見を出しました。

3 小田原は木の町であると共に、石と水路のまちでもある。外観が無愛想にならないように地元産の石などを使うようにしてもらいたい。

費用の点で、異論もありましたが、部分的にでも実現してもらいたい事項です。山本理顕氏の無機的な外観を否定してのスタートですので、やはり自然なやさしい外観にしてもらいたいとは思います。

ただ、石についても木についても構造設計や法令上の縛りなどで、困難な点も多く実現には研究費などにも費用がかかる事も予想されます。

バリアフリーや防災についても多く意見がだされました。バリアフリーについては、建築基準なども含めてかなり基準がつくられて来て、大部分のリクエストが叶うものと思われます。

防災の機能についても多数の意見がありました。ただ、あまりそれにこだわって、本来の機能を削ぐような事があっても好ましくないとの意見もありました。

屋上の防災上の機能についても話がありました。環境調和も考え屋上を庭園のような形にして、駆け上るようなスロープをつくるのも良いかも知れません。

ここに集まった人達は、ホールはつくるものとの前提で話し合っていますが、市民の中には不要論やもっと小さなもので良いとの意見もあります。ただ、文化部長の最後の言葉にもあったように、文化が一部の人のものではなく、市民全体のためになるような活動をする中で、より多くの人の理解が得られるものと思います。市街地活性化や教育や福祉のと有機的に関われる文化政策の中で実現していくべきでしょう。

これに関して、意見交換会で言い忘れた事を追記しておきます。

市民ホールに否定的な人の中には、建てたい人は自分達で費用を出したら・・といった意見もあります。ある程度は納得できる意見で、たとえば将来、ホールを利用したい人は前もってファンドに拠出するなんて事もありかと思います。

ただの寄付とかではなく、将来10年間の間の公演のチケットと優先的に交換できる証券を販売して、建設費用や企画費用にする。利用団体には優先利用権を前もって購入してもらう・・なども考えられるかもしれません。後の収入を拘束してしまうので、危険な面もありますが、綿密な試算ができればありえるかも知れません。老後に日々楽しめる公演の権利だったら自分は購入しても良いとは思います。

その他、様々な意見がありました。ごく一部の私的な意見の部分を書かせてもらいました。

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梅丸くん at 小田原市役所

梅丸くんです。いつ頃、どんなイベントのために描かれたキャラクターなのか、分からないのですが、ちょっと薄れてきていて可愛そう・・・・薄れてかなり忘れられて来ている・・・・

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梅丸くんのいる場所は、小田原市役所の裏側。「小田原ときめき夢まつり」とあります。市内の他の所にも梅丸くんがいるらしいのですが、調査中。

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なんだか塗り直してあげたい気もしますが。。市役所の方に聴くと、梅丸くんに対してはどうも微妙な反応です。

まあ、ゆるキャラ、マスコットは、好きだ嫌いだ・・・と賛否両論、ややこやしいのですが。

梅丸くん、あなたはどう思いますか。まあ、ちょっと・・・な面もあるけど、もう一度、どこかで活躍してもらっても良い気がするのですが・・・・どうでしょうか。

梅丸くんについての情報、御意見などある方はコメントしてください。

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山本理顕 地域社会圏

山本理顕氏がNHKのエル・ムンドに出演して、震災復興のための仮設住宅への提案をしていたのを見ました。

「仮設住宅などでは、プライバシーを重んじて、入り口が向かい合わないように配置する事が多い。これは人と人との交流を妨げて、コミュニティーとしての生き方を阻害してしまう。互いの生活がある程度、見えるような作り方や、共有空間「広場」をも配置しておくべきだ。」・・・こんな概要でした。

確かに、一律的に建設されるプレハブ住宅・・は、人の暮らしについて、あまり考慮していない建物です。それを改良するプランは、一歩前進でしょう。

山本理顕氏のこんなプランも「地域社会圏」という考え方から出ているようです。「一家族・一住宅」と言う住み方は近代のもので、古くは様々な社会単位での住み方があった。これからは、新たな地域社会圏という単位で建築を考え作っていかないといけない・・・」そんな概要です。地域社会圏という考え方
同2

貴重な論で、汲み取るべき事項は少なくありません。しかし、欠落している大きな視点があるように感じます。

まず、一律的プレハブ住宅も、対面型の地域社会圏的住宅も、「建築家あるいは都市計画担当が社会の在り方を決めようとする」点では同じ地平にあります。

建築家は、いつから建築の技術者・職人から、人々の生き方まで支配しようとする政治家になってしまったのでしょうか。

住み方・・・生き方・・・は住民そのものが決めるべきことでしょう。そして個々に異なるものです。

隣人と隔てのない長屋生活をしたい人もいるでしょう。高度にプライバシーを守りたい生き方もあるでしょう。時代は「多様化」の時代です。そして生き方も、ひとりの生活史をみても変化していくものです。若い時代に閉鎖的な生き方をしていても、年齢とともに交わりを重視する生き方に変わるかもしれません。その反対もありえます。仲良くなったり、喧嘩をしたり、家族でないものが家族になったり、その反対の動きがあったり、人の暮らしは流動的に気まぐれなものです。


安易な相対主義に陥りたくはないですが、外的に人の生き方を規定する社会システムから、内的な実存を模索してきたのが近現代の潮流です。これからは、多様性の時代、そして「多様性の多様性」の時代になるはずです。

このレベルでの思考が地域社会圏構想には抜けている気がします。多様性への対応を技術者として取り組むのが建築家の役目だと私は考えています。


仮設住宅に住むであろう人々は、多様な生き方をもっていると思います。その生き方の多様性や、時間的変化に対応できるように、自由に、気楽に入り口や窓の位置や、間取りや、建物そのもの・・・でさえ、フレキシブルに、変えていけるような、建築モジュール、部品を発明する方がどれほど人々に喜ばれるか。


何よりも人は自己決定権を行使できた時に、最大の努力を自らするものです。例は悪いかも知れませんが、戦後のバラック・・などは、それなりに自らの決定で建築をしたものでしょう。

山本理顕氏の城下町ホールの設計が小田原の多くの市民に拒否をされ、説明会でも、氏は「広場の思想など深い所での理解をされずに残念である・・」との事でした。ホールの奇抜さや使い勝手の問題などの問題でなく、市民の自己決定権という点で、好ましくなかった。

さらに、多様性の多様性という視点が欠けていた事が決定的な深層での要因だったのではないでしょうか。多様性の多様性とは、時代が封建時代から近代に置き換わるとか、家族主義や個の時代から地域社会圏のような時代に変わっていくとか、そんな歴史観ではない時代にこれからなっていくとの視点です。

これからは、古代や封建時代の生き方と近代の生き方、さらに超個人主義や、画一主義社会や、市民社会や、生き方の括りそのものが多様化していく時代になると私は考えます。

その時代の変化に対応できる、フレキシブルな広い意味での建築素材を提供して、住民の自己決定に対して技で応えるのが建築家の仕事だと思うのですが。

も/あ

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山王海岸の植物を守り育てる会への協力をお願いします

以前ご紹介した山王海岸のハマボウフウ、ハマヒルガオ、コウボウムギなどの海岸植物を守るための会を組織する事になりました。私と地元の方が発起人になり、地元の方を中心にして順次協力者を募りたいと思います。興味のある方、近隣の方で協力いただける方は是非ご参加ください。


山王海岸の植物を守り育てる会(仮称)発足への呼びかけ

   趣旨

 酒匂川と山王川に挟まれる山王海岸には小規模な砂丘状になって、ハマボウフウ、ハマヒルガオ、コウボウムギなどの貴重な植物が生育して、地域の憩いの場となっています。

 近年、これら植物が砂浜の減退、道路の影響、踏みつけ、外来植物の侵入などにより減少しています。西湘地域の固有の地域植生としては、絶滅の危機にあると言えます。

 地域固有の豊かな自然を守り育てていく事は地域活性化や、豊かな暮らし、地域交流の礎にもなると考えています。

 近年、地元の有志により植物保護のための個人活動が続けられてきましたが、より多くの方や関係機関等の協力を得なくては進められない段階になっています。

 つきましては、海岸植物保護育成のための会を組織したく、関係の皆様に提案する次第です。是非、お名前を連ねて頂き、海岸動植物の保護育成と、海岸美化、海岸再生への取り組みに協力頂ければ幸いです。

       会の活動予定

 植物群落内のゴミ拾い
 ハマボウフウ、ハマヒルガオ、コウボウムギの保護のための活動
 ハマボウフウの採種と育苗、植え付け 里親制度の提案など
 外来植物の駆除による在来種の育成
 海岸全般の清掃活動への協力
 保護育成のためのマニュアル、パンフレットなどの作成・配付
 保護をよびかける看板などの設置 関係機関などとの連携
 その他、海岸の自然を考え再生する活動

     会の構成

賛同いただける皆様にお集まり頂き、構成を決めたいと思っていますが、当面の事務や保全のための業務は発起人が引き受けさせて頂きます。当面は任意団体として、会費等無しで、随時活動していきます。

発起人 森谷 昭一 小田原市久野  ビオトープ管理士 自然観察指導員
    長澤昭   小田原市山王  談話室 富士海荘

   海岸の様子や現在の取り組みなどは下記を参照ください。

    山王海岸の植物群落  
「sannoweb.pdf」をダウンロード

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アコースティックシティ

アコースティックとは電気的増幅をしない生楽器による演奏を示す言葉だが、少し意味を広げて自然な音、ナチュラルサウンドを示す事もある。

どこかのまちが、アコースティックをテーマにまちづくりをしたら、自分が住みたい。

アコースティックギターでも分かるように、アコースティックは「木」と結びつく。木の楽器、ギター、バイオリン、リコーダ、チェンバロ・・・そんな人間の身体性に直結するような音がイメージされる。

究極のアコースティックは人の声だろう。日本の声明、グレゴリア聖歌、世界中の合唱。ジェゴク、ガムラン、様々な民俗音楽も基本的にアコースティックだ。

これからの時代に、劇場ではどんな音楽やパフォーマンスが求められるのだろう。大型の音響システムを漬かった大がかりなPOPS系の音楽、派手な照明や装置を使った演劇・・・公演が巨大化すれば、スクリーンを通じて歌い手を見る・・そんな形になる。巨大な群衆が集い「同時」を共有する事は、多分永遠に求められるのだろうが、サウンドや映像技術がさらに高度化して、通信機能がさらに発達すれば、お茶の間で、双方向に巨大なコンサートの疑似体験できる・・なんて事が進むだろう。そうなれば、スタジオと各家庭の巨大映像装置があれば、電子増幅を利用するものは劇場を必要としなくなる。

そんな中でも、永遠に人が求めるのは人間の身体性だろう。生の声、職人の手技と演奏者の肉体生が作り上げるアコースティックな音楽、演劇はすたれる事はないだろう。さらに虫の音、風の音、波の音・・・自然の音と響き合っていくアコースティックな音は、人間の本能に響くものだろう。

普段は、電子楽器を利用しているアーティストの中でも、電子増幅を使わない、人工照明を使わないコンサートにあえて挑戦している。いつもは大きな会場で巨大パフォーマンスを演じているアーティストでも、あえて、自分の音楽の精髄を磨き上げるために、地方の小さなホールで、少人数でのコンサートに挑戦している。また、地域で○○さんを呼びたい・・との熱意が集まった所に出かけていきたいとのアーティストもいる。


そんな挑戦には響きの適切なホールと、質の高い聴衆と、静かで豊かな自然環境が必要だ。アコースティックには静けさと落ち着きが基盤として必要で、おちつきのある静かなまちづくりがの上に成立する。

やがて、楽器の製造の職人、伝統楽器の職人たちも集まってくるようなまち。まちの人々が、生き方を自然の方向に向けて、樹木に取り囲まれたまちづくりをして、木の家並み、ほのかな光の中で暮らし、手作りの産物をみなで楽しむ・・そんな町の環境の中で耳を研ぎ澄まして聞くコンサートも楽しむ・・・そんなイメージがアコースティックシティである。そんなまちで生涯の最後を暮らしたいと思う。

大コンサートは大都市の大規模劇場に任せて、地方の都市は、何かのコンセプトをひとつ採用して他と差別化をしないといけない。民俗音楽のまち、ジャズのまち、オーケストラのある1000人のまち、村の全員が合唱団・・、70年代の町、カントリー音楽のまち、町中落語と笑いのまち・・・コンセプトはいろいろありえるだろうが、「アコースティックシティ」をコンセプトにできる町は、日本のどこにあるだろううか。

信州の森と木に囲まれたまちだろうか。でも森も海も川もあって、生音の楽しむ文化伝統のある所、そんな気のあるアーティストが気落に来られるまち・・・小田原はどうだろうか。できそうな気と、無理そうな気が半々である。

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8月20日21日 小田原市まちづくり学校 自然エネルギー

小田原市まちづくり学校、3回シリーズの1回目として

○ 地域主体の自然エネルギー事業への取り組み
 日本国内の事例紹介
 環境エネルギー政策研究所 松原弘直氏

○ 地域のエネルギー事業をどうつくるか 海外事例
  環境エネルギー政策研究所 古屋将太氏
2回目として

○ 行政政策イノベーション 自然エネルギー政策
  同 古屋将太氏
○ 地方自治体の自然エネルギー政策
  同 山下 紀明氏

の講義と質疑応答に参加しました。
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グリーン電力詔書 地域環境エネルギー事務所 市民ファンドによる地域エネルギー事業  などの事例、南信州おひさま進歩エネルギーなど各種プロジェクト立山小水力発電事業など様々な事例か紹介されました。

また、海外事例として、デンマーク・サムソ島、スウェーデン・マルメの事例、ストックホルムの事例など先進事例など興味深いものです。特にハンマビー地区の 「simbioCity」段階的なソリューションなど、様々なレベルで統合的に同時進行させるような手法は有意義なものと思われます。

環境戦略においては、さまざまな座標をとって個別事項を配置して統合的に考える事が必要と考えていますが、座標のとりかたについて、社会学的な研究方法など確立していくと有意義だと思い、質問もしてみましたが、この点については「みなさんと考えてみたい」との事でした。


RPS 固定価格買い取り制度などについての紹介も詳細にしていただきました。このような制度は有効とおもいますが、協力な政治的決断が必要となります。制度の推し進めたヘルマン・シェア氏や、各分野でつよく政策を推し進めた人達の経済政策上の立場など興味をもちました。社会民主主義的な立場から推進の他に、自由経済論に立つ人達にも環境価値を正しく評価してもらえるシステムも必要とは考えています

地方・自治体としの取り組みで、興味があったのは、行政まかせでなく何人かの意思有る市民の具体的活動が必要であるとの指摘と同時に、各行政分野を「環境政策」が横断的にチェック・お願い・・できるようなシステムの両者でした。方法としては、まったく異なる方法ですが、このような具体策と、統合策を、さらに高度に統合する高次の統合策が今後求められるのではないかとの考えが全体として勉強できた事でした。

やはり、哲学と、技術、そして現場なのかもしれません。


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8月21日 市民ホール基本計画市民検討委員会 第3回

市民ホール基本計画市民検討委員会の3回目の会合が市役所で行われ、市民委員として参加して来ました。

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4班に分かれて、市民ホールに期待される事業・活動を考えるのテーマでグループワークをしました。

各班で、出てきた内容は豊富で、ここにとても紹介しきれないので、別の報告にお任せする事にして、自分達の班で出た内容からいくつか紹介させて頂きます。

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私達の班では、いろいろなアイデアをすぐに実現可能なものから、5年後10年後50年後までに並べて、また基本構想のまとめをもうひとつの座標にして、アイデアをまとめてみました。

「町内会対抗文化祭・・」とか「地域ごとの催し」とか「地元商店階との連携」とか地域系のもの・・・

「ホール予定地でのアート・コンサート」「アコースティックコンサート」「森のコンサート」とか自然系

などなど色々でしまたが、伝えきれないので、資料がまとまった時点でみてください。

座標に並べてみると、ホールが出来る前に出来るものが沢山ある事が分かります。で、ホールはいらないかという議論になるのではなく、それらが発展していく中で、どのようなホールになっていくか、継続していくかが見えて来るものと思われます。小田原の文化ポテンシャルをいかに発動されるか・・・

それから、「文化資料室」との事で、時間的も空間的にも、情報共有の大切さが指摘されました。県立音楽堂では図書館の近い事もあってアーカイブとして資料の蓄積が緻密にあり記憶として今も役だっているとの事。今行われている文化活動の映像資料も含めて、図書館との連携など文化のアーカイブ機能が必要です。また、小田原にはどんなアーティストや文化活動があるか、また、市民はどんなものを好んでいるかなどのデーターベースも必要です。こんな事も、すぐに始められるものがあります。

それから、各班の発表で共通していた事項として、若者や、あまりホールに来られない人へいかにアプローチするかもテーマとして上げられました。バンドやら「軽音系」のお手伝いをしていた立場としては、ありがたい意見です。

この委員会として何か企画を実行してみては、ここの議論をどのようにWEB等から発信していくかとか、いろいろ意見続出ですが、書ききれないので、正式報告にお任せしてこの程度にします。


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